北海道のオール電化|エコキュート導入による節電

2011年の東日本大震災以降、全国的に電気料金の値上げに関しては厳しい状況と言えます。北海道も例外ではありません。

我が家を例にあげて、値上げ前年と現在を比較してみます。

 

 

暮らし始めた7年前から、家族が1人増えました。

節電を意識した生活は続けていますが、現状は電力消費量が2400kWh下がったにも関わらず、8万1823円も支払い額が増えています。

 

そんな現状を打ち破るべく、太陽光発電のメーカー担当者から連絡がありました。エコキュートにしてはどうか?という話です。

 

エコキュートで節電できるのか

この4年間で、夫の手取り総額は15万円増(三女の家族手当含む)です。

しかし現状は支出の増加に収入が追いついていません。

 

2013年9月以降、軽減措置の有無も含めると電気料金の値上がりは計3回に及びます。

 

ほくでんは現在、石狩湾新港に火力発電所の建設をしています。2019年2月の営業運転をめざしているようです。

火力発電所は、原発の不足分を補うこともあるでしょうが、既設火力発電所の経年化への対応とも書かれています。

>>>石狩湾新港発電所の建設計画 – 北海道電力

 

そうなると、電気料金が値下がりすることは考えられません。

我が家でいうと現在が年36万円、今後は40万円……子供たちが大きくなれば50~60万円もないとは言い切れないとのことでした。

 

どのくらい電気料金は上がっているのか

最初の比較で、恐らく8万円程度になることはわかっています。

 

2012年8月、値上げ直前の単価でシミュレーションして一覧表にしました。

電力消費量は2016年3月~2017年2月のものを使用しています。三女が自宅に戻ってから1年間の消費量です。

 

値上げ前単価での試算

下記の条件でシミュレーションしていきます。

 

ドリーム8

  • 基本料金:1365.0円
  • 電気温水器マイコン割引:252.0円×5kVA

 

ホットタイム22ロング

  • 基本料金(11~4月):640.5円×6kVA
  • 基本料金(5~10月):283.5円×6kVA

※ホットタイム22ロングは力率85%超過のため0.5%割引

 

  • 燃料費調整単価:0.63円
  • 再生可能エネルギー:0.35円

 ※どちらも値上げ直前(2013年8月)の価格

 

値上げ前の単価での電気料金

※燃料費調整単価・再生可能エネルギーは変動しますので、実際の数値とは誤差が生じます。

 

値上げ前と現在の単価での比較

 

1年間で8万4000円と出ました。

冬期間(厳寒期)は1万円ほどの負担増になっているんですね。

 

設備を入れ替えた場合

担当者からの提案

  • 電気設備:給湯暖房一体型から、ヒートポンプ式の電気温水器と温水暖房器へ
  • 電気料金のメニュー:ドリーム8+ホットタイム22ロングから、新プランの「eタイム3プラス」

 

北海道電力(ほくでん)のホームページで発表されたばかりです。

>>>新しい電気料金メニューが始まります – 北海道電力

 

従来のeタイム3に代わるものです。

暖房費融雪割引額といった形で、12月~3月の電力量料金(燃料費調整前)の10%が割引となるようです。

 

下表は、2017年01月のシミュレーション結果(内訳)です。

>>>電気料金シミュレーション – 北海道電力より

 

電力量料金は、赤枠の部分ですね。

これはあくまでも、給湯暖房一体型の温水式暖房を使用している場合です。セントラルヒーティングのパネルは既存のまま、本体だけを入れ替えます。

蓄熱式暖房では内容が変わりますので、ご了承くださいね。

 

ここから先は「設備を入れ替える」と想定して、一体どの程度の削減になるのかをシミュレーションしていきますよ!

 

eタイム3プラスでのざっくり試算

ドリーム8(普通の電気料金)分

>>>ほくでんの電力料金メニュー一覧

 

  • ドリーム8:夜間(22-06時)の電気料金が安いプラン。昼間は3段階で上がっていくため、使えば使うほどに単価が高くなる
  • eタイム3プラス:夜間がこれまでより2時間(22-08時)長い。朝・晩の単価が同じで昼間の単価が一番高いプラン

 

エコガイドTVのグラフよりざっくりと(・・・・・)値を拾って配分しました。

ここでは純粋な「電力使用量」のみ計算して、下記の項目に関しては後から入れることにします。

  • 基本料金
  • 燃料費調整額
  • 電気温水器(マイコン割引)
  • 再生可能エネルギー発電促進賦課金

 

 

ホットタイム22ロング(暖房)分

ホットタイム22ロングは、16時~21時のうち2時間分の通電をカットした、22時間分通電されるプランです。

最低使用期間(6ヶ月間)があります。

 

こちらは、時間帯や段階的に上がることはなく一律です。

恐らく気温の下がる朝晩の電力消費が多いのだと思いますが、明確な情報が見つからなかったので等配分しました。

 

eタイム3プラスへ変更した場合

>>>料金メニュー – 北海道電力

 

ドリーム8・ホットタイム22ロング、上記2つを合算して設備の入れ替えメリットを算出します。

担当者に確認したところ、「ほくでんからの発表」とのことで下記の回答が得られました。

  • 給湯機:ランニングコストは60%カット
  • 温水暖房器:トータルで74%程度まで削減できるだろう

 

給湯器はパナソニックです。

ホームページによると、基本料金と燃料調整額を除くと25%とも書かれています。

>>>特長|低ランニングコスト|パナソニックエコキュート

 

夏に温水暖房機は使用しません。

そうすると給湯器のみになりますが……40%まで削減できるというのは信じがたいので、担当者からのシミュレーションに近い65%で計算してみますか。

 

どんな計算式を持っているんでしょう、ほくでん?

本当にざっくりと検証しているので、例え話の1つとして聞いてくださいね(。-`ω-)

 

まずはカットした電力使用量を合算、それから除いておいた基本料金などを加えていきます。

暖房費融雪割引額がある12月~3月の割引率が高くて、夏が低いことは想像できるので下記のようにします。

  • 12~3月:10%減(暖房費融雪割引額)
  • 4~6月・10~11月:5%減
  • 7~9月:20%増

 

 

8万7313円削減できると出ました。

ここから先は、8万7000円で計算していきます。

 

家計への負担はどのくらい?

前回同様、2016年3月~2017年2月の売電金額です。

 

現在の売電価格(左表)は、10年固定の余剰買取で単価は48円、2020年8月まではこの単価でいきます。

いわゆる「太陽光発電の2019年問題」ですが、11年目以降の単価についてはまだわかりません。

 

調べてみると下記の情報が出てきます。

  • 半額の24円程度まで下がってくる
  • 今まで48円だったユーザーに対して多少の優遇がある
  • 買電価格と同じくらいになる
  • 10円台前半まで下がる

 

ひとまず、最悪のケースとして単価10円でのシミュレーションです。

 

 

当然ですが、単価が高ければ家庭への負担が少なく済みますね。

 

10年目まで

 1年メリット8万7000円+売電金額7万円=15万7000円

 

11年目以降

 1年メリット8万7000円+売電金額1万4000円=10万1000円

 

お得意様価格での見積

 1万2000円×12ヶ月=14万4000円

 

10年目までは、1年メリットと売電収入がローンを上回ります。家計からの持ち出し金が発生しない計算です。

11年目以降は足りていませんね。

 

今夏までに設備の入れ替えをすると?

 

ローン総額 216万円

 1~3年目 (8万7000円+7万円)×3年=47万1000円

 4~15年目 (8万7000円+1万4000円)×12年=121万2000円

 

合計額は168万3000円。

上記の計算から、設備を入れ替えるための家計への負担は47万7000円です。なかなか厳しい数字ではないでしょうか?

 

とはいえ、まだ売電価格は決定ではありません。

これ以上下がらないことを願うばかりです。

 

メリット・デメリット

二重ローンのリスク

給湯暖房一体型のものを使用していますが、10年を超えると故障のリスクが高くなると言われています。メーカーでの部品の保管も目安は10年です。

 

家電もそうですが、当り外れがありますから絶対はありません。15~20年使用できるという話もあります。リスクとなるのは、給湯か暖房のどちらかが壊れると、共倒れするということ。

 

修理できずに取り替えとなれば費用は200万円前後です。

 

北海道のオール電化|エコキュート導入による節電

 

壊れていない設備を入れ替えることへの罪悪感や、もったいないと思う気持ちも多少はあります。

 

それ以上の不安が1つ。

ローンの支払いが終わるまでの間に設備が修理できない状態になった場合はどうなるの?といった点です。

新たに設備を入れ替えて二重ローンになったら破産です。

 

これに関しては回答を貰いました。

 

担当者
担当者
高い設備を設置するので、故障したら修理して長く使うと考えるようになってきました。

 

これって当然といえば当然ですが、よほどのことがなければ二重ローンという悲惨な状況は免れそうです。

そして給湯器と暖房機を分離させることで、共倒れのリスクも回避できます。

 

そして、ネックになっていることが1つ。

  • ローンをさらに1つ増やすこと
  • そもそもローンの審査が通らないのではないか

 

担当者には事前に伝えてありますが、住宅設備のローンは通りやすいと聞きました。

 

【追記】その後の流れ

2017年5月、エコキュートを導入しました。

 

2018年6月、実際にかかった電気料金との比較です。

 

電気料金として支払い続けるか、前倒して設備投資をするか。

どちらにしてもしっかりとした計画が必要ですね。睦でした(*ゝωδ)⌒☆

ABOUT ME
睦
北海道の三姉妹お母ちゃん。一戸建てマイホームでの生活、ギャンブル依存症の夫と離婚するまでの2年間の記録。